国際交流

★中学校での英語交流授業ボランティアの様子 

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12月17日(火)高松中学校、および12月18日(水)平井中学校にて行われた、英語交流授業の様子です。



 ▲高松中学校



 ▲平井中学校



年々、中学生たちの会話力が向上しているように感じられ、プログラムの内容も進化しており、参加する留学生たちも真剣です。単なる楽しい時間を過ごす"交流"ではなく、英語力を向上させる"授業"に参加していることへの責任感を前向きに話してくれる留学生もいます。参加した留学生たちは、オールイングリッシュの授業とはいえ、もっと優しく中学生をサポートできるようになるために丁寧な日本語を身につけたいという思いから、日本語の勉強により熱心に取り組み、驚くほどの成長をします。

相乗効果を生みだしている交流授業、今後も多くの子供たちに良い影響を与える機会として根付いてもらえれば嬉しいです。

留学生が中国語教室を始めました!

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12月6日(金)、7・8限目に中国語教室が開かれました。講師は中国人留学生のツイ ハンシュオ君(1A)と栗崎先生。中国語教室をかねてより希望していたグローバルコース1年生の参加生徒たちは、初めての中国語に夢をふくらましていました。

自分の名前を中国語でどう発音するのか、自己紹介、簡単な受け答え、これらを四声といわれる日本語にはない発声を意識しながらトレーニング。ハンシュオ君は熱心に教えてくれました。

留学生が日本人と一緒に授業を受けている光景は、鹿島学園では当たり前ですが、これは立場を逆にして想像してみるとわかるように、とても難しい挑戦です。留学生たちの志は高く、日に日に日本語での会話が自然になっていくのを目の当たりにして、本校の生徒たちも刺激を受けています。今回はそんな留学生から中国語を教えてもらいたい、という日本人生徒の要望に、ハンシュオ君が応えてくれました。

今後も毎週金曜に教室を開くことになっています。興味があれば誰でも参加できるよう、ポスターを手作りして呼びかけたりしています。

こういった取り組みを大いに応援していきたいと思います。

4年目となった英語交流授業 中学校での活動の様子

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12月6日(金)、本校の留学生10名が鹿嶋市内にある鹿野中学校を訪問し、1年生の英語の授業に参加しました。この英語交流は、鹿嶋市教育委員会より依頼を受け、4年前から鹿嶋市内の小中学校で実施しているものです。
留学生たちは中学生のグループに交じって、オールイングリッシュのゲームやクイズに取り組む中学生たちをサポートしました。人の話を「聴く」だけでなく、人に話を「訊く(きく)」手本を留学生が示すと、中学生たちはそれを真似て次々に様々な問いかけに挑戦し始めました。最初は知識から絞り出された英会話、という感じでしたが、徐々に直感的な自然な会話の雰囲気が出てきます。中学1年生ですが、英語力を高めたいという気持ちがとても感じられました。楽しみながら英語力を伸ばそうというプログラムも毎回工夫があってとても参考になります。
参加した留学生の中には、今回の交流が最後となる3年生、今回が初めての1年生もいました。初めての体験に緊張し、最初は中学生と会話できなかった、という感想もありましたが、先輩留学生の授業での活躍を目の当たりにして、自分が人の役に立てることに気づき、自信をもてるようになった、と語ってくれました。


2019年度第2回日本語能力検定(JLPT)を53名が受験

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12月1日(日)、2019年度第2回日本語能力試験(JLPT)が行われ、本校の留学生53名が受験しました。留学生にとって、この試験は特別なもの。放課後の時間を使って補習を受けるなど、その姿に感心させられるほど、ひた向きに勉強してきました。
今回は英語科のリース先生もチャレンジしていて、とても心強かったことでしょう。
試験が終わってホッとしたと思いますが、明日からは学校の期末試験が始まります。努力はすぐに実らずとも、必ず報われますから、一つ一つの試練に前向きな気持ちで挑戦していってもらいたいです。

東京2020オリンピック鹿嶋市ボランティア研修会に留学生が参加

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11月15日(金)、東京2020オリンピック鹿嶋市ボランティア研修会が鹿嶋市内で行われ、鹿嶋市およびその周辺に在住のみなさんに交じって、本校の留学生12名が出席しました。学校から歩いてでも行ける距離にある「カシマサッカースタジアム」は来年の夏に開催される東京オリンピックのサッカー競技の会場となります。鹿嶋市に訪れる日本人・外国人のおもてなしを務める都市ボランティアに本校の有志の生徒や職員が登録しています。
この日の研修は、大会に欠かせないボランティアの意義や役割、準備についてソーシャルエデュケーターの講話を聞いた後、翻訳アプリを使った外国人観光客の対応について実践しました。留学生たちは、外国人観光客役として大活躍しました。アプリの使い方も日本語もわかりますから、不慣れな参加者に使い方を教えてあげたり、より適切な表現があれば、それをサーチしてあげたりと、主催者からも感謝の言葉をいただきました。
これから8ヵ月、研修を重ね、オリンピックピンズにふさわしい頼もしいボランティアになってくれると思います。引き続き、よろしくお願いいたします。

2019年度第2回日本留学試験(EJU)の様子

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11月10日(日)、第2回日本留学試験を本校の留学生5名が千葉大学西千葉キャンパスで受験しました。
この試験は留学生にとって、大学進学のための登竜門。受験会場には高校生と思われる受験生よりも、成人している受験生が例年以上に多い印象がありました。母国で高校・大学卒業後してから来日して進学を目指す留学生が増加している傾向がありますが、これを反映していると思われます。
5人の留学生たちは、9時30分から17時10分までの長丁場の試験を終え、とても疲れた表情をしていましたが、コツコツと勉強してきたことが得点につながっているという自信から、達成感も感じられました。これまで放課後や休みの日に、先生とマンツーマンで日本語や総合科目の勉強する姿がありました。まだまだ進路実現に向けた険しい道は続きますが、最後まで頑張ってもらいたいです。

「花いけバトル」たくさんの観衆を魅了!

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11月2日(土)、「高校生 花いけバトル いばらき大会」がイオンモール土浦で行われました。本校からは、トランさん(2G)・フォン君(1C)のベトナムペアと、グジャさん(1A)・イジンさん(1B)の中国ペアの2組が出場し、準決勝には進めませんでしたが、17チーム中、ベトナムペアが6位に入るなど大健闘をしました。また、応援に本校の留学生たちも駆けつけ、大勢のお客さんが集まった会場を大いに沸かせました。
この日は午前中にリハーサルが行われ、午後から本番。予選はペアで1つの作品を5分間で仕上げます。迷っている時間はなく、イメージとフィーリング、そして技術や所作が試されます。とても緊張して練習していた通りに竹を組むことができなかった、とフォン君。それでも見事なリカバリーで多数の会場票を集めました。バトル中は実況があり、留学生の出場は初めてであること、日本の美への関心などのコメントが伝えられ、完成した作品に対してたくさんの拍手が送られていました。
今年度、本校に華道部が発足し、この大会に出場することを一つの目標として、花の扱い方や生け方を学び、練習を重ねてきた4人。10月に「JA共済の地域貢献活動」の協力をいただいて、“バトル”について一から所作やルールについて教えていただくところから始め、その魅力に惹き込まれていきました。
他の素晴らしい作品を目にすることもでき、花器の扱い方や所作の細かいところまでもっと勉強が必要であることを実感し、そして、花への敬意という「心」の大切さが伝わってきたそうです。大会ルールの一つに、「勝ちたいという気持ち以上に、花をいけたいと思う気持ちを大切にしてください」とあります。今回の挑戦はとても有意義なものになったのではないでしょうか。
ぜひ、今後も学校内に素敵な花を生けてもらい、腕を磨いてもらいたいです。

★北京・上海にて、2019年度保護者会を実施

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本校国際部の職員は、10月24日(木)~26日(土)北京、27日(日)~29日(火)上海の日程で、それぞれの都市で保護者会を開き、本校の留学生の保護者とお会いしてきました。保護者会では日本で頑張っている留学生の様子をたくさん伝えてきました。たくさんの保護者の方が喜んでくださりました。個別面談では鹿島学園に行かせて良かったとたくさんの感謝の言葉をいただきました。

保護者会の翌日には学校説明会と来年度入学希望者の入学試験を実施しました。受験者のみなさんはとても緊張した様子でしたが、面接では一生懸命日本語で話そうとする姿が印象的でした。


北京では「北京海淀外国語学校」を訪問させていただき、全校生徒5000名という広大なキャンパスや日本語の授業の様子を見学させてもらいました。日本への留学を希望する生徒さんの意欲の高さに感心しました。日本でまたお会いし、一緒に学べることを楽しみにしています。

華道部「花いけバトル」に向けて特訓中!

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10月3日(木)、JA常陸さんが「JA共済の地域貢献活動~農業のために 地域のために 明日のために~」の一環で本校に来校し、「花いけバトル」のデモンストレーションと指導を華道部の生徒たちにしてくれました。
「花いけバトル」は用意された花や枝、竹などを使って5分間で作品を観客の前で仕上げ、勝敗を競うものです。出来栄えだけでなく、素材の取り扱いや生ける過程の立ち振る舞い・技術も審査の対象になります。さっそく生徒たちが瞬時の判断の中で理想の構図に仕上げるのに苦戦しているのを見て、これは見た目以上に難しそうだな、と思いました。
生徒の作品に少し手を加えてもらうと、見違えるように迫力や美しさが増すので、一同が驚き、拍手が上がりました。日が暮れるまで指導をしていただき、いくつかのパターンで挑戦させてもらい、生徒たちは感覚をつかんだようです。

今回は昇降口のスペースを使って行ったのですが、通りすがる生徒たちが「生け花」に目を見開いていました。美しいものに美しいと感じる感性を大切にしてもらいたいですね。

華道部の生徒は11月2日(土)13:00~イオンモール土浦で行われる「花いけバトル」(いばらきの花振興協議会主催)の大会に出場します。是非、観客を沸かせる作品を作り上げてきてもらいたいです。





2019国際サマーキャンプ(5日目)スポーツ体験・調理実習・サヨナラパーティ

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7/12(金)、午前には体育館でみんなでバスケットボール、体を動かしてリフレッシュしました。モンゴルのみなさんがシュートを次々と決めて歓声が上がっていました。
その後は、調理実習に挑戦。日本に来たら一度は食べてみたい「たこ焼き」をみんなで作ってその味を知ってもらいました。ほとんどの人が料理経験なし、ということでしたが、慣れた手つきで上手につくれるようになりました。

明日からの週末は東京などへ研修ツアーに参加する関係で、本校の生徒との交流は今日が最終日。午後からはグローバルコースの生徒たちが主催する「Farewell Party」(サヨナラパーティー)が行われました。「帰りなくないよ~」という声があちらこちらから聞かれました。バディを組んだ二人は連絡先を交換したりしていましたが、これからもお互いを尊重し、刺激し合える関係でいてほしいと思います。



7/13(土) PIAG研修ツアー(成田山・ショッピング)
7/14(日) PIAG研修ツアー(秋葉原・浅草・スカイツリー・江戸東京博物館)
7/15(月) PIAG研修ツアー(原宿・澁谷・東京タワー)
7/16(火) 帰国(成田空港)

今年度の国際サマーキャンプも無事に終了しました。
参加してくださった中国・モンゴル・ベトナムのみなさん、日本・鹿嶋・鹿島学園にお越しくださりありがとうございました。たくさんの喜びと感謝の言葉をいただき、大変うれしく思います。また是非お越しください!

2019国際サマーキャンプ(4日目)日本文化体験・日本最大規模の製鉄所見学

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7/11(木)、午前中には日本文化体験として大人気の「浴衣の着付け」と「茶道」を体験しました。着付けでは最初は戸惑う人もいましたが、全員がお好みの浴衣を身につけました。みんなよく似合っていました。とくに女の子は念願が叶ったようで、よかったですね。とても素敵な写真がたくさん撮れました。
「茶道」は本校茶道部の生徒が作法の一つ一つを指南し、みんな興味津々で取り組んでいました。お茶と和菓子という、独特の苦みと甘味が合わさるハーモニーはいかがだったでしょうか。体験終了後、みなさんが着ていた浴衣をきれいにたたまれていたことに、とても感心しました。


午後には、本校がある鹿嶋市の産業の一つとして有名な製鉄所(日本製鉄株式会社鹿島製鉄所)を訪問し、最先端・国内最大規模の工場施設を間近に見学しました。テクノロジーについては少々難しいところがありましたが、熱さを感じる場面ではみんな興奮していました。最後には「ご安全に!」の掛け声で記念撮影!

2019国際サマーキャンプ(3日目)交流授業の様子

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7/10(水)、この日はグローバルコースの生徒と二人一組でバディを組んで、一日の活動を共にしました。
午前中は、本校に在学する留学生のために行っている日本語の授業を体験。ひらがなを勉強して名札をつくるところから始まり、あいさつや自己紹介を練習しました。午後には英語の授業に参加。英語でのコミニュケーションはさすがでした。お互いにコミニュケーションがスムーズで、学校生活のことなどいろいろ情報を交換して、親睦が深まっているバディが多く見受けられました。

放課後には、部活動を見学しました。軽音楽部のライブを聞いたり、本校のグラウンドや陸上トラックを歩いてみたり、運動部の練習を見学しました。本校の生徒が熱心に取り組む姿や環境・施設を見て驚かれていました。

「2019 国際サマーキャンプ in 鹿島学園」 全校歓迎会を行いました

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本校に海外の中高生を招く「国際サマーキャンプ in 鹿島学園」が今年も始まりました。今年は7月8日に中国、ベトナム、モンゴルから33名が来校しています。9日には全校生徒で歓迎会を行いました。
歓迎会では、本校副理事長、校長、生徒会長が歓迎の意を伝え、訪問団各国代表者から挨拶をいただきました。本校の生徒が中国語、ベトナム語、英語で通訳を立派に務めてくれました。
続いて、吹奏楽部がセカオワの楽曲など海外でも人気の曲を演奏、訪問団のみなさんもノリノリで聞いてくれました。吹奏楽部には留学生も在籍しており、彼らの熱心な姿は、訪問団のみなさんにカッコよく映ったのではないでしょうか。また、チアダンス部と吹奏楽部による野球応援の披露では、驚きの表情をされていました。高校野球の応援という日本の高校独特の文化を知ってもらいました。
訪問団のみなさんは、歌や舞いを披露してくれました。民族衣装をまとった姿がとても綺麗で印象的でした。文化の違いを尊重し合うためには、知ることが大事です。とても貴重な時間となりました。





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 ▲グローバルコース主催の歓迎パーティの様子

 ▲鹿島神宮参詣

訪問団のみなさんは7/16日(火)までの日程で滞在し、グローバルコースの生徒とパーティーや授業で時間を共有したり、工場見学、茶道・着付け体験、都内研修ツアーなど、盛りだくさんのプログラムを予定しています。

タイ・ダラサムット高校から短期留学生が来校!

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今年度から、タイからの留学生の受け入れが実現し、3名の留学生が入学していますが、4月15日からはダラサムット高校から2名の留学生が10日間の日程で本校の短期留学プログラムに参加しました。ダラサムット高校は、昨年夏にグローバルコースの生徒が語学研修でタイを訪問した際に交流した高校です。2年Gクラス(グローバルコース)の一員としてクラスメイトと一緒に授業を受けたり、体を動かしたり、その他にも、茶道部の手ほどきを受けて着物や茶道を体験したり、防災学習として課外学習に出かけたりしました。


▲初日には、職員会議の場で日本語で挨拶をしてくれました(左上写真・ベージュのブレザーの生徒が留学生)。着物体験・茶道体験の様子、よくお似合いです!





▲課外で行われた留学生対象の防災体験に参加しました。地震、火災、暴風雨など、日本の防災・減災に対する備えや命を守る行動など、体験を通して勉強しました。


▲書道体験の様子。先生のお手本を一生懸命真似ようとしていました。初めてにも関わらず上手です!


▲室内練習場で楽しく体を動かしました。

鹿島学園での体験を通して、日本の高校生活と日本の文化をたくさん感じてもらいたいと思っていますが、これをきっかけにタイから日本へ留学したい、鹿島学園で学びたい!という留学生が増えたらとても嬉しいですね。国際理解を深化していくため、今後もこういった機会を積極的に行っていきたいと思います。

留学生宿泊研修レポート

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3月26日~28日、鹿島学園高等学校の姉妹校である鹿島山北高校にて、2泊3日の宿泊研修を行いました。
この宿泊研修は鹿島学園に入学するすべての留学生が参加します。今回は中国、韓国、ベトナム、台湾から集まった14名の生徒と、通訳として1名の先輩留学生が参加しました。
研修の目的は、
 ①日本・学校のルールとマナーを理解する
 ②時間を守る
 ③団体行動を通して思いやりと自立心を養う
です。鹿島学園も緑に囲まれた自然豊かなところにありますが、鹿島山北高校はさらに自然体験や宿泊研修施設が充実しています。そこで行われるたくさんのアクティビティを通して、楽しいことも苦しいことも一緒に取り組む友だちをつくって欲しいという思いが込められています。


▲1日目昼 Welcom Partyの様子です。みんなでBBQをしました!


▲1日目午後 BBQのあとは、教室でオリエンテーションを受け学校生活について勉強しました。夕方には、宿泊施設「交流の家」に一緒に宿泊する他の団体の方たちとの交流がありました。


▲1日目夜 校歌の練習や寮生活の規則を勉強しました。真剣に聞いていましたね。最後にみんなで花火をして思い出を共有しました。


▲2日目午前~午後 天気は快晴、富士山がきれいに見えました!この日は山北町のビジターセンターへ移動し、トレッキングを体験しました。マイナスイオンを浴びながら大きな滝を目指して清流沿いを歩きました。帰りには温泉体験もしました。


▲2日目夕方~夜 トレッキングで疲れたと思いますが、夜に行ったオリエンテーションをしっかり受けてくれました。授業や試験、進路に関する質問も多くあり、やる気の高まりを感じました。


▲3日目午前 最終日は山北町で行われている「桜祭り」に行きました。毎年この時期は桜が開花し、今年もとても素敵なお花見を堪能することができました。自由時間には屋台で美味しそうなものを食べたりしていました。


▲3日目昼 お昼ご飯は手作りピザ。生地を練るところからつくる本格的なピザです。生地が発酵するまでの時間は卓球やカードゲームをしたり。いよいよ具をのせて鹿島山北高校の先生手作りの焼き釜で焼くと・・・何枚でも食べれてしまうほど美味しいピザの出来上がり!

日本に来たばかりで、留学生は緊張の連続だったと思います。今回の研修でだいぶリラックスできたのではないでしょうか。たくさんの笑顔を見ることができました。これかの学校生活ではたくさんの苦労もあると思いますが(3月29日にはさっそくクラス分けテストがあります!)、サポートしてくれる先生や先輩たちを頼りにして、有意義な時間を過ごしてもらいたいです。

最後に、学校休校期間中にもかかわらず、毎回このような素晴らしい環境の中で生徒への指導をしていただいている鹿島山北高校の職員のみなさんに感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

4月から入学する留学生たちが日本語学習の成果発表を行いました

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3月12日(火)、来年度から入学する留学生たちによる、日本語学習の成果発表会が行われました。
昨年9月に来日した中国、台湾、ベトナムからの留学生26名は、これまで日本語の勉強に励んできました。発表は5グループに分かれてすべて日本語で行われ、テーマは次のようなものでした。
 ①漢詩
 ②人間の感情
 ③神話
 ④ベトナムのアオザイ(民族衣装)
 ⑤中国の映画

どのグループも一生懸命取り組んできたことがよくわかる立派なものでした。
グループ①の発表では身振りをつけた漢詩の朗読があったり、グループ④はベトナムの民族衣装であるアオザイをファッションショーやクイズも交えながらわかりやすく紹介してくれました。グループ⑤の発表では「フィルムの中に人生がある」という言葉がとても印象的でした。
また、言葉だけでなく、内容についても考察を加えたものになっていてとても感心しました。
たとえば、グループ②は、昔と現代を比較してテクノロジーと人の感情が反比例していることを見出し、未来への警鐘を鳴らしました。グループ③は、ヨーロッパ・中国・日本の神話を比較して、神話がつくられる背景がそのころの歴史や文化に大きく影響していることを見出し、「人の幸せへの夢」が描かれているという発表でした。
発表を観た先生たちからの講評・感想を聞く留学生たちの表情は、達成感や満足感があふれていました。4月からは日本人と同じホームルームで一緒に時間を過ごします。たくさんの友人をつくって、有意義な高校生活を送ってほしいと思います。

京都・大阪修学旅行レポート ~旅は大きなつばさになる~

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3月3日(日)~6日(水)、留学生16名が修学旅行で京都・大阪へ行きました。

The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes,
but in having new eyes.(Marcel Proust)
『真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。』
(フランス人作家 マルセル・プルースト)

仲間との親睦を深め、時間や規律といった習慣を身につけることが目的の一つですが、日本の文化を体験することで、理解を深め、心・精神を養うのが修学旅行の意義といえるでしょう。多くの日本人は中学生のときに修学旅行で京都に行っていますので、参加者たちは事前にどんなところか魅力を日本人の友達から聞いたり、先生からうらやましがられたりしていました。大きな期待を胸に、学校を出発しました。
茨城空港から神戸空港へ、その後バスで京都へ向かいました。お昼時に京都に到着し、最初に『京料理』を食べました。うす味ですが絶妙なだしの味。美味しいというより上品な味。高校生には難しかったかもしれませんが、いい経験です。この後、清水寺へ参拝に行きました。大志を抱いて決死の覚悟で物事に挑戦する、という意味で「清水の舞台から飛び降りる」という言葉がありますが、その舞台の壮大さを見て感嘆する姿が印象的でした。

初日の夜は、温泉旅館に泊まり、日本の「温泉」「浴衣」を体験しました。


2日目は着付け体験です。自分好みの着物を着て、京都の街を歩きました。そして、いま外国人に大人気の「伏見稲荷大社」、迫力満点の「金閣寺」へ、着物姿で参拝しました。みんなとても似合っていて、素敵な写真がたくさん撮れました。
女の子たちにとっては憧れの体験だったそうで、よかったですね。


京都から大阪へ移動し、夕飯はみんなのリクエストで焼肉となりました。大阪に行ったらお好み焼き・・・なのですが、高校生らしいですね。


3日目は朝から晩までユニバーサルスタジオジャパン(USJ)でグループ自由行動!大人気のハリポタやスパイダーマンのアトラクションも満喫できたようで、お目当てのコスプレをしてみたり、大満足の一日でした。


最終日は「海遊館」へ行きました。ジンベイザメが泳ぐ国内でも有数の水族館です。ふれあいコーナーがあったりペンギンとの距離が近かったりするなど、迫力と親しみやすさが感じられるよう工夫がたくさんあったので、勉強にもなったと思います。

お昼は道頓堀で自由行動。名所で記念写真を撮ったり、「犬カフェ ドッグテイル」でランチを食べたり、たこ焼きやお好み焼きを食べたり・・・大阪の定番をしっかり堪能しました。

その後、みんなが名残惜しむ中、神戸空港から空路で茨城へ、予定通り学校へ帰ってきました。

今回の修学旅行から持ち帰ったものは、おみやげだけでなく、きっと夢や決意など、見えないものもあるでしょう。美しいものに触れて感動したりしたことで、これからの日本での学校生活の活力になったと思います。たくさんの友人に思い出を語り、この経験を次の挑戦へのモチベーションにしてください。

卒業おめでとうございます

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2019年3月2日、中国23人、台湾1人、ベトナム6人、韓国3人、計33人の留学生が鹿島学園を卒業しました。

それぞれの夢や憧れを抱き、10代で日本留学という大きなチャレンジを見事達成して、卒業を迎えました。文化や生活習慣、そして価値観の違いに戸惑い、つまづきながらも、その失敗を恐れない精神力の強さや行動力に、私達日本人は何度も驚かされました。卒業の日を迎えられた事に誇りと自信を持ってもらいたいと思います。

留学生の母国からは家族が駆け付け、式に参加してくださいました。留学という夢を支えてくれた家族、日本生活でお世話になったたくさんの人達への感謝の心を忘れず、次のステージへ羽ばたいて下さい。

ご卒業おめでとうございます。



「お知らせ」のページにも、卒業式の写真を掲載しています。コチラ

留学生2年生の防災センター体験学習をレポート

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千葉県西部防災センターに留学生2年生が行ってきました。今回は2年生ということで、ガイドさんの説明を通訳なしで聞き、さまざまな災害を体験させてもらってきました。ガイドさんの日本語を大きく頷きながら熱心に聞く姿がとても印象的でした。


▲通報訓練、消火活動体験の様子

▲地震体験 震度5弱、5強、6弱の揺れの違いを体感しました。

▲台風、風水害体験

この他にも、煙で視界が悪い中を避難する訓練施設で、姿勢をできるだけ低くして、壁を手探りで出口まで進んでいく練習を行いました。
これまで日本の災害について、インターネットやニュースで目にすることはあっても、実際に体験してみて、想像したよりも身を守ることは大変だと感じた経験は大きいと思います。参加した生徒たちからは、体験できたことがとてもよかった、という感想が多く聞かれました。

外国人による日本語スピーチコンテストに出場

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2019年2月17日(日)、鹿嶋市国際交流協会主催による「18回外国人による日本語スピーチコンテスト」が鹿嶋勤労文化館で行われました。本校からワンルンズ君(中国)、グジャさん(中国)の2名が参加し、鹿嶋市の教育長や茨城県議会議員、鹿嶋市の商工会会長をはじめ12名の審査員の他、高校生・中学生などたくさんの来場者の前で、スピーチを行いました。
ワン君は「石の上にも3年」と題して、自分の小さいころの成功体験や努力が報われた経験を通して、日本への留学という大きな挑戦に至ったこと、そしていま、日本語の勉強が大変だったり、日本人とのコミュニケーションでうまくいかないことがあっても、きっと乗り越えられるはずだと信じていて、その気持ちが今回のスピーチへのチャレンジにつながった、という内容でした。グジャさんは「自分の誇れるもの」と題して、これまでの人との出会いや、かけてもらった言葉がいつまでも忘れることなく心に残っていて、今の自分を励ましてくれていて、自分もいつか誰かの記憶に残るような人になりたい、というスピーチでした。温かみのある流ちょうな日本語にみんな驚いていました。
ワン君はチャレンジ賞を、グジャさんがホープ賞に加え、高校生・中学生審査員選出の若人賞を受賞しました。二人ともとても熱心に練習をしていたので、とてもうれしい受賞でした。
2020年東京オリンピックに向けて、鹿嶋市にも海外から多数の来場者が予想されるので、今後も更に日本語力に磨きをかけ、鹿嶋と世界を繋ぐ役割を担ってもらいたい、という激励の言葉を審査委員の方からいただきました。鹿嶋市国際交流協会ならびに鹿嶋市のみなさんにはいつも貴重な機会を与えてくださり、とても感謝しております。引き続き、彼らの力を育んでいきたいと思います。