お知らせ

本校OB・OGによる講演会「卒業生を囲む会」を行いました

学校行事

3月15日(木)午後、本校の卒業生4名を招いて、講演会を行いました。これは、在校生たちが身近な卒業生から高校時代の経験や現在の環境について直接話を聞くことによって、進路に対する不安や焦りの気持ちから、進路選択や進路実現の各過程を前向きな気持ちで取り組めるようになるのでは、と考え企画しています。

額賀理沙さん(24期生 新日鐵住金鹿島製鐵所社員)
額賀先輩は、いまどのような仕事をしているのか、どういった勉強・資格を取得したかなど、学生と社会人の違いについてや、仕事する上で心掛けていることなどをわかり易く話してくださいました。高校時代は女子ソフトボール部に所属されていて、部活動を通して体力だけでなく挨拶や笑顔、心遣いを身に付けたことが社会人として飛躍することに大いに活きている、ということがよくわかりました。


中川克徳さん(23期生 鹿嶋消防署消防士)
中川先輩は、高校時代はバスケで活躍したものの、一発で消防士になれたわけでなはく、専門学校に通ってチャレンジを重ねて手にした職業、ということでした。壇上をおりて高校生と同じ目線の高さで語ってくださり、現場活動の大変さだけでなく、特殊な勤務体系や書類作成の多さなど、私たちが知らない「消防士」の大変さを知ることができました。消防よりも救命救急の出動がほとんど、ということで様々な技能や資格も修得していかなければならないことから、勉強は学校で終わり、というわけでななく、社会人になっても勉強は欠かせないということがよくわかったと思います。


真久菜々子さん(26期生 東京外国語大学国際社会学部1年生)
真久先輩は、外国語文化に興味をもっていて高校2年生のときに1年間休学してカナダへ留学されました。復学後は、国際系のどういった学びをしたいか、大学のオープンキャンパスに積極的に参加して模擬授業や大学生のナマの声を聞いたりして自ら情報を集めており、それがとても有効であることをユーモアも交えて話してくれました。受験を意識している人にとっては、勉強方法や睡魔との付き合い方はとても参考になったのではないでしょうか。


野口翔真さん(26期生 東京理科大学経営学部1年生)
野口先輩は、高校時代はサッカー部に所属し、学習時間が限られる中でも高い集中力を発揮して勉強と両立されました。その中で、漠然と大学進学を選んだのではなく、就職するか大学へ進学するかしっかり考えた上で進路選択をされていました。具体的にどういった準備、大学選びをしたか、進路決定後の過ごし方について話がありましたが、部活動に励んでいる人にとってはとても参考になったのではないでしょうか。

生徒の皆さんは今回の講演を聞いて、自分の胸の高鳴りを感じませんでしたか。それは進路を実現する原動力になります。大きな成果をつかむには、たくさんの小さな失敗は不可欠です。失敗を恐れず、第一歩を踏み出して欲しいと思います。
額賀さん、中川さん、真久さん、野口さん、今回はお忙しい中、後輩たちのために素晴らしい講演をしてくださりありがとうございました。今後の鹿島学園についても、ぜひ見守っていただければと思います。ご活躍を祈念しています。